渡辺閑哉頌徳碑が12月15日㈭の福島民報「あぶくま抄」に掲載されました。
先日弊社が修復工事をお世話になりました渡辺閑哉頌徳碑が
12月15日㈭の福島民報「あぶくま抄」に掲載されました。
修復させていただきました頌徳碑はこちらです。



こちらが掲載さました「あぶくま抄」になります。

お世話になりましたお仕事が
メディアに取り上げていただいたことは弊社としまして大変誇らしく感じております。
また同時に石屋というお仕事の責任の重さをあらためて感じているところでございます。
今回の掲載をきっかけに渡辺閑哉という地域の偉人が
広く世の中に認知されますことを心より深く願っております。
また今回修復工事の御縁を賜りました
岩代小浜の歴史と文化を護る会様の
今後益々の御発展を心から祈念いたします。
弊社が営業しております二本松市旧岩代地区には
渡辺閑哉という地域を代表する偉人が存在しておりました。
主な業績はこちらを参照ください。
http://www.union.adachi.lg.jp/hurusato/mukashi_monogatari/tales2/13_2.htm
http://suido-ishizue.jp/kindai/asaka/04.html
http://www.gimu.fks.ed.jp/shidou/jiten/cgi-bin/jnbt.cgi?id=view&cd1=%B4%E4%C2%E5%C4%AE&cd2=%C5%CF%EE%B4%B4%D7%BA%C8
多くの業績があるわけですが注目すべきは
日本遺産に登録されました安積疎水への関わりです。
当時は寒村だった郡山市はこの安積疎水の恵みによりまして
近代以降発展して大きな都市へと姿を変えました。
私達福島県民にとりましては
人や物の動きの中心となる都市です。
その礎に関わった方が地域にいらっしゃったとは驚きで
地域の歴史というものを
よくよく勉強しておかなくてはいけないと感じました。
この渡辺閑哉の業績を称えた碑が
二本松市下長折地区の諏訪神社鳥居脇にあるのですが
以前はこういった状態でした。



大きく傾きまた縦に二つに割れてしまった状態。
鉄線での補強が痛ましくありました。
今回岩代小浜の歴史と文化を護る会様からの御依頼で
この頌徳碑の修復をお世話になりました。
こちらが修復後の様子です。



まずは傾きを修正して
その後鉄線で補強しなくても良いように
しっかりと接着してございます。
全体のクリーニングも行いましたので
文字彫刻も綺麗に見てとれるようになりました。
100%の復元ではありませんが
渡辺閑哉頌徳碑の素晴らしいお姿を取り戻すことができました。
地域の偉人と地域の歴史に
あらためて光を当てるこのお仕事に関わることができましたこと
誇らしい気持ちでいっぱいです。
岩代小浜の歴史と文化を護る会の皆様。
この度は誠にありがとうございました。
心より深く感謝申し上げます。