渡辺閑哉頌徳碑修復工事が完成いたしました。
弊社が営業しております二本松市旧岩代地区には
渡辺閑哉という地域を代表する偉人が存在しておりました。
主な業績はこちらを参照ください。
http://www.union.adachi.lg.jp/hurusato/mukashi_monogatari/tales2/13_2.htm
http://suido-ishizue.jp/kindai/asaka/04.html
多くの業績があるわけですが注目すべきは
日本遺産に登録されました安積疎水への関わりです。
当時は寒村だった郡山市はこの安積疎水の恵みによりまして
近代以降発展して大きな都市へと姿を変えました。
私達福島県民にとりましては
人や物の動きの中心となる都市です。
その礎に関わった方が地域にいらっしゃったとは驚きで
地域の歴史というものを
よくよく勉強しておかなくてはいけないと感じました。
この渡辺閑哉の業績を称えた碑が
二本松市下長折地区の諏訪神社鳥居脇にあるのですが
以前はこういった状態でした。
大きく傾きまた縦に二つに割れてしまった状態。
鉄線での補強が痛ましくありました。
今回岩代小浜の歴史と文化を護る会様からの御依頼で
この頌徳碑の修復をお世話になりました。
こちらが修復後の様子です。
まずは傾きを修正して
その後鉄線で補強しなくても良いように
しっかりと接着してございます。
全体のクリーニングも行いましたので
文字彫刻も綺麗に見てとれるようになりました。
100%の復元ではありませんが
渡辺閑哉頌徳碑の素晴らしいお姿を取り戻すことができました。
地域の偉人と地域の歴史に
あらためて光を当てるこのお仕事に関わることができましたこと
誇らしい気持ちでいっぱいです。
岩代小浜の歴史と文化を護る会の皆様。
この度は誠にありがとうございました。
心より深く感謝申し上げます。