真冬の施工は普段よりも手間が掛かります。
社長の湊和也です。
年明け早々に寒波が到来しまして、気温がかなり低い中の施工が続きましたが、ここ数日は日差しがあり穏やかな天候が続いています。まあ寒さは厳しいことに変わりはないですが、日差しがあるのとないのとではずいぶんと体感が違いますね(^_^;)
そういった真冬の現場施工は、タイトルにあるように普段以上の手間が掛かります。それは主に下記の2点です。
➀凍害防止のためのコンクリートの養生
➁ボンドの接着不良防止のための接着面の乾燥
まず➀です。ここ二本松市も真冬の朝晩は気温が氷点下を下回ります。寒波中ですと-10度くらいまでは冷えるでしょうか。日中に打設したコンクリートに何の処置もしませんと、夜のうちや早朝などに凍みてしまい硬化不良を起こしてしまいます。それを防止するために養生が欠かせなくなるのです。具体的にはコンクリートを温めるということですね。弊社では毛布や養生シートや練炭の火力を用いて養生を行っています。
次に➁です。石材用ボンドは水分が対敵。接着面が濡れていたり湿気を帯びていたりすると、一見しっかり接着されているように見えてもそうなっていない場合があります。実は真冬の屋外にある石材は、見た目にはその表面が乾燥しているように見えてもけっこう湿気を帯びているのです。そのためボンド接着の際は、その都度ドライヤーやトーチバーナーを使用して接着面の確実な乾燥を行っています。
このように真冬の現場施工は、コンクリートの養生や接着面の乾燥といった作業が増えてしまうため、普段以上に手間が掛かり施工のペースが落ちてしまいます。しかしですね。この手間はお客様により良いお仕事を御提供するためには必ず必要な項目です。毎年のことではありますが、「㈲ミナト石材に頼んで良かった!!」とお客様からありがたいお言葉を賜ることができますように、日々ひとつひとつ確実な施工を進めていく所存です。