各種石工事の施工事例⑨ 八幡型鳥居
社長の湊和也です。
昨年のお仕事になりますが、八幡型鳥居の奉納をお世話になりました。
きれいな白御影石製の鳥居です。後方に見えますように、木製の鳥居ですとどうしてもいずれは朽ちてしまいます。耐久性を考えるのであればやはり石製に間違いはありません。見た目の重厚感や立派さも石製が抜群です。
実は鳥居には割合というものが存在します。
こちらは私が所有している虎の巻。この割合に合わせておつくりしますと見た目にとても落ち着きの良い鳥居となるわけです。こちらの鳥居は8尺(約2.4m)サイズ。笠石は150%なりますので12尺(約3.6m)の長さ。なかなか大きい鳥居です。この割合なのですが、開きが90%の場合もあるようです。今回のお仕事は加工側の方で、開き90%でおつくりになったようでしたのでそのように組み上げました。
今まで職人として鳥居の施工に携わったことは何度もあるのですが、ゼロから段取りのすべてを行ったのは初めての経験。貴重なお仕事となりました。石工としてまたひとつレベルアップできたでしょうか。