地震被害後のリフォーム。
社長の湊和也です。今週は寒さが厳しい日が続いていますが、何とか先日のような大雪がないことを祈るばかりです。
令和に入ってから二度の巨大地震があったわけですが、ここ最近は「石屋さん。地震のお仕事はだいたい終わったかい?」お客様にこういったことを聞かれます。このお話に関しましては「まだまだ残っています。」これが返答になりますね。また強い地震が来ても心配ないようにお墓を補強したいという御要望が多く、現在も対応は続いております。
先日完成を迎えましたお仕事もこの内容でございます。
石塔類はそのお姿のまましかるべき位置から大きくズレ。灯篭は倒壊。外柵は前方に沈んでおります。こちらをある程度まで解体してお墓全体の補強を行いました。
芝台(石塔台石)・墓誌台・地蔵台はコンクリートに埋め込んでありますので、まず動くことはありません。その上は確実なボンド接着を行っております。外柵には差し筋アンカーを打ち込み鉄筋と結束、その上でコンクリート打設してありますので、容易に壊れることはありません。
今後、強い地震が来ないことが最も好ましいのですが、万が一発生したとしても安心していただける内容の施工を行っております。
今回補強させていただきましたお墓が、亡き御家族様を偲ぶ場として、そのお姿のままいついつまでもそこに在り続けますことを心より祈念いたしております。