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古くに加工された石塔の耐震化。

社長の湊和也です。昨夜から強風ですね。今朝も同様。気温が上がらず寒い一日になるようです。本日は2月の地震被害のまだ残っている復旧作業と墓地での戒名彫刻作業を予定しています。抜かりなく防寒対策を行い安全施工につとめたい思います。

さて。

東日本大震災でも2月の地震でも同様に、古くに加工された石塔で、建てられた当時のままだったものは、その多くに倒壊などの被害が出てしまいました。

  1. 基礎がなく土の上に建てられている
  2. セメントもしくはモルタル接着のみ
  3. 効果のない接着材料の使用
  4. 接着せず積み上がっている

上記が被害が多かった主な理由になります。

今回は3のお話です。

古くに加工された石塔は機械加工ではなく手加工だったため、接着面(石同士が合わさる部分)が凸凹である場合がほとんどです。実はこの凸凹の表面には、現在僕達が常用しているコーキングボンドの効き目はあまり期待できません。

今回倒壊した石塔でも、あらわになった接着面に効果がなかったであろうコーキングボンドが多く見受けられました。

コーキングボンドは施工性に優れていて地震に効き目がありますが、適切な使用をしないと何の意味もなさなくなります。弊社では凸凹の表面には基本的に使用しておりません。

そのため弊社では古くに加工された石塔は芯棒とセメント接着にて建上を行います。

セメントは一般的なものに薬剤を混ぜて接着力を強化して使用。またエフロレッセンスを防止するために白華抑制剤も使用しています。基本的に全段同様の施工となります。

先の震災以降から今回の地震までに、このような施工させていただいたものには被害はほぼありませんでしたので、効き目はあると弊社では考えております。

今も昔も石塔を建立するということは金銭的な御負担がございます。御先祖様もその石塔を建立する当時は大変な御苦労をなさったはずです。処分することは簡単です。ですが、こういった施工で地震への備えを行い墓守を続けていけば御先祖様もきっとお喜びなるはずです。

そして今を生きる皆様にたくさんの幸福を届けてくださると僕は信じています。

 

墓地内石張リフォーム工事が完了です。

社長の湊和也です

朝晩の冷え込みは日に日に厳しくなっていきますが、日中は12月とは思えぬ陽気が続いています。現場がはかどりますのでこれには助けられていますね。年内の残りの墓地工事は2件。きちんと期限までに完了させて、お客様には清々しいお気持ちで新年を迎えていただきたいものです。もちろん弊社といたしましてもきりの良いところで年末年始の休業に入りたい考えております。

さて。地元で進めておりました墓地内石張リフォーム工事が完了となりました。

これで雑草の心配はありません。見た目にも良くなりお墓の風格が増していると思います。またこの石張の下地にはコンクリートを打設しています。それによりお墓がより頑丈になるという点もこのリフォームの利点であると僕は考えております。

そこまで大きな御負担をいただかなくてもこちらのリフォームは可能ですので、お墓の雑草にお困りでございましたらまずはお気軽に御相談ください。

弊社では石張の下地はコンクリートが基本なのですが、下地を砕石のみで行っている石屋さんもあるようです。ここ二本松市も近隣も冬には気温が氷点下になる地域です。凍害のリスクがありますので、やはり下地はコンクリートで行うことが好ましいのではないでしょうか?

12月の施工予定。

社長の湊和也です。

今年もとうとう12月となりました。年齢を重ねるごとに時が経つのが早く感じられます。今年は2月の地震以降から、例年以上に慌ただしい日々が続いていましたので尚更ですね。

今月の施工予定です。

  • ①本宮市稲沢地区にて石塔交換工事
  • ②福島市松川町にて墓地リフォーム工事
  • ③二本松市小浜地区にて墓地リフォーム工事
  • ④福島市松川町にて墓所撤去工事

①②③は2月の地震を受けてのお墓の耐震化のお仕事になります。後日詳しく個人ブログに書く予定ですが、東日本大震災以降に建てさせていただいた新しいお墓、また耐震化リフォームをさせていただいたお墓は、2月の地震ではほとんど被害はありません。

備えあれば憂いなし

どうしても金銭的な御負担が大きい備えにはなってしまいますが、御家のお墓の耐震性に不安がございましたら前向きに御検討くださいませ。

お盆の休業期間の御案内。

社長の湊和也です。

お盆前の三連休最終日。もちろん三連勤。日々2月の地震被害の復旧を進めています。大変申し訳ないことではあるのですが、どう頑張っても全てをお盆前に完了することができません。お盆に間に合わなかったお客様からはお叱りを頂戴することにもなるでしょう。人手不足・機材不足・復旧依頼数などなど間に合わなくなってしまった理由は色々とありますが、言い訳はせず、真摯に受け止め今後の社業発展の糧とさせていただきます。

そういった状況の中で恐縮ではありますが、弊社もお盆はお休みをいただきます。「お盆中だって復旧進めろ!!」といったお声があるかもわかりません。しかしながら、お盆中は多くの方がお墓参りに足を運ぶため、我々がそこで作業をしていたのでは大変な御迷惑をおかけしてしまいます。お盆中の墓地作業は難しいのです。であるならば、お盆以降より良いお仕事をお届けさせていただくために我々にも休息をください。何卒御理解の程よろしくお願いいたします。

8月13日㈮
8月14日㈯
8月15日㈰
8月16日㈪
8月17日㈫

上記の五日間をお盆の休業期間とさせていただきます。休業期間ではありますが、お電話やメールでのお問い合わせには随時対応してございます。御来店に関してですが、我々もお休み中は何かと予定が入っておりますので、急な御来店は対応不可となる可能性が高いです。なるべく事前の御連絡をくださいますようよろしくお願いいたします。

どうぞ皆様。お盆は亡き御家族様や御先祖様と共に安らぎのお時間をお過ごしくださいませ。

お盆前三連休の営業日の御案内。

社長の湊和也です。

お盆が目の前。毎日暑いですね。毎年のことで暑さに慣れているとはいえ、本当に熱中症には注意しなくてはいけません。弊社では真夏の現場作業では一時間に一回の休憩を設けるようにして対策を行っています。

最も暑い時期が最も忙しい繁忙期。石屋とは何とも大変なお仕事であるなと毎年夏に感じます。まあ大変だからこそやりがいがあるわけです。

墓所新設工事・各種軽作業・地震被害対応などなどお盆に向けて鋭意進行中です。お客様がお盆に清々しいお気持ちでお墓参りできますように社内一丸となって走り抜きます。

というわけですので。今年はお盆前に三連休があるわけですが、全て営業日とさせていただいております。どうぞよろしくお願いいたします。

7月22日㈭・23日㈮・24日㈯・25日㈰に関しての御案内。

社長の湊和也です。

いよいよ梅雨が明けました。これからは暑さも本番。酷暑もあるでしょう。しかし「暑い暑い」と言っている暇はありません。暑さを吹き飛ばす勢いで各種墓地工事と地震被害の復旧を進めていきます。

さて。来週にはついに東京オリンピックが開幕。世の中は四連休となりますね。お盆前という繁忙期にある弊社はと言いますと・・・・・

7月25日㈰

こちらのみお休みとさせていただきます。会社の皆様にはしっかりと休息していただきますが、私はおそらく・・・・・いや、きっと出社しているはずですので、お電話・メール・御来社すべて対応可能でございます。

さっそく本日から暑いですね。どうぞ皆様。熱中症には十分注意して健康な日々をお過ごしくださいませ。

GW期間の休業の御案内。

社長の湊和也です。

世の中はゴールデンウィークに入りました。一昨日からといった方が多いでしょうか。続くコロナ禍で今年も人の動きの少ない大型連休となりそうです。もちろん我が家もしかり。自宅を拠点にのんびりと過ごしたいと考えています。

2月の地震被害の復旧作業ですが、受注しているうちのおおよそ5割は完了したといったところです。まだ5割(^_^;)まだまだお待たせしてしまっているお客様が多くいらっしゃいます。お盆までには復旧を完了して、皆様が清々しいお気持ちでお盆にお墓参りできますようにつとめたいと考えております。

さて。弊社の休業期間の御案内です。

5月2日㈰
5月3日㈪
5月4日㈫
5月5日㈬

上記の四日間を休業とさせていただきます。

休業期間ではありますが、私は御納骨や見積りなどのデスクワークのため出社している時間が多くありますので、お電話やメールでのお問い合わせは随時承っております。御来社希望でございましたら、事前にお日にちやお時間などをお伝えいただけますとスムーズに対応が可能です。どうぞよろしくお願いいたします。

感染拡大に繋がりかねない行動は控えながら、どうぞ皆様、楽しい連休をお過ごしくださいませ。

石積み作業を開始いたしました。

社長の湊和也です。

先週から着工しました石積み工事。余分な土を取り除く掘削作業、石積みを支える基礎コンクリート打設作業と進みまして、ようやく実際の石積み作業を開始いたしました。掘削作業はなかなか骨が折れました。相当な残土量。平均的な広さの墓地工事では2tダンプ1台強程度なのですが、今回は4台強。

「全て人力で掘削なの?」

いえいえ。墓地使用に適したサイズのパワーショベルを使います。細かいところは人力ですが。とにかく重機様様でございます。

こちらは実際に積んでいく間知石です。石は自然素材のためコブの出具合など個体差がありますので、ひとつあたり〇〇kgと正確な数字を出すのは難しいのですが、ひとつあたりおおよそ40kg~50kgといったところでしょうか。こちらをきれいに並べて一段一段積み上げていきます。作業は中腰姿勢が続くのでこれがなかなかに腰への負担が大きい作業です。石積みは石屋のお仕事のきつい部分のひとつかもしれません(^_^;)しかしその分、仕上がった際の達成感は格別です。弟と交代交代で腰への負担を分け合いながら励んでいきたいと思います。

真冬の大工事を着工いたしました。

社長の湊和也です。

立春を過ぎまして、日差しや風が少しずつ春っぽくなってきているような気がいたします。雪に関しても、朝積もっていても昼頃には解けてなくなるようになりました。私達の地域ではこういった雪を春雪と呼んでいます。この春雪が降るようになるとだんだんと春の気配を感じるようになります。しかし2月半ばに記録的豪雪が降ったこともありますので油断はできませんね。ポカポカな春の到来を心待ちにして日々の施工に励んでいきたいと思います。

さて。本日より真冬の大工事を着工いたしました。今年は石積み工事となっています。朝から丁張りを作る前の掘削を行い、週明けからの本格着工に支障のないようにしっかりと養生をしてきました。

今回は間口14尺5寸(約4.4m)で高さ15段(約4.55m)の石積みとなります。久しぶりに段数の多い大規模なお仕事です。今月中はまずこちらに手一杯でしょう。大変ありがたいことに今回は工事車両横付け可能という好条件での施工。間知石やコンクリートなどの資材の運搬がありませんのでペース良く進むでしょうか。しかし焦って施工を進めると思わぬ事故につながりかねません。まずは安全第一を徹底して、確実に一段一段積み上げていきたいと思います。

各種石工事の施工事例⑨ 八幡型鳥居

社長の湊和也です。

昨年のお仕事になりますが、八幡型鳥居の奉納をお世話になりました。

きれいな白御影石製の鳥居です。後方に見えますように、木製の鳥居ですとどうしてもいずれは朽ちてしまいます。耐久性を考えるのであればやはり石製に間違いはありません。見た目の重厚感や立派さも石製が抜群です。

実は鳥居には割合というものが存在します。

こちらは私が所有している虎の巻。この割合に合わせておつくりしますと見た目にとても落ち着きの良い鳥居となるわけです。こちらの鳥居は8尺(約2.4m)サイズ。笠石は150%なりますので12尺(約3.6m)の長さ。なかなか大きい鳥居です。この割合なのですが、開きが90%の場合もあるようです。今回のお仕事は加工側の方で、開き90%でおつくりになったようでしたのでそのように組み上げました。

今まで職人として鳥居の施工に携わったことは何度もあるのですが、ゼロから段取りのすべてを行ったのは初めての経験。貴重なお仕事となりました。石工としてまたひとつレベルアップできたでしょうか。

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